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2024.06.18

PTA・進路指導課共催講演会

昨日、佐々木美和氏をお迎えして、PTA・進路指導課共催講演会が開催されました。

佐々木氏は、名古屋大学附属病院で活躍しておられるチャイルドライフスペシャリストです。

チャイルドライフスペシャリストとは、医療環境にある子どもや家族に、心理社会的支援を提供する専門職のこと。

今回は「子どもにやさしい医療を目指して」と題して講演を行っていただきました。

 

講演の中で、留学中に佐々木氏が働いておられた保育園でのこと、実際に病院で治療を受けている子どもたちのことなど普段聞くことのできない貴重なお話をしてくださいました。

講演の中の佐々木氏のことばで、この文章を書いている私の心に特に残っているものをご紹介します。

「痛い治療を怖いと思う気持ち、苦い薬を飲むのは嫌だという気持ちをそのまま受け止めたい。また大人でもしんどい気持ちになることはある。そのようなしんどい気持ちになる自分も受け入れていい。」

「自分の気持ちと相手の気持ちは絶対に違う。目の前の相手に何かをする時、『私が相手に笑顔になってほしい』など『私が~してほしい』になっている。これはとても大切。しかし、相手が今何をしてほしいかを考えることも大切。どちらかだけでなく、どちらも大切なこと。」

「今は知らない場所で、今は知らない世界で自分の人生に合うものがあるかもしれない。だからこそ、今を一生懸命頑張ってほしい」

 

人生を歩んでいると、自分の存在意義について考えることがあるかもしれません。

うまくいかず、悩むこともあるでしょう。

でも私は今日のお話を聞いて、一日一日を、そして一瞬一瞬を大切に生きたいなとあらためて思いました。

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