News & Topics
2024.11.28
平成校では、廊下や階段の各所に生徒作品が飾られています。先日、書道作品が変わったことに気が付きましたか? この作品は先日の高文祭に出品された、5年書道選択者の作品です。
左の作品は中国漢時代に刻まれた「曹全碑」を臨書(手本を見ながら書く)した作品です。この書体は隷書という書体で、実はお札にも用いられる書体です。扁平な字形と伸びやかな波たく(波のように見える横線)が特徴です。先生のお手本の線を真似ながら、自分らしい線になるよう工夫したそうです。
一方、力強い右の作品は中国南北朝時代の碑文「牛橛造像記」を臨書した作品です。角張った素朴な線のこの書体、実は楷書です。同じ楷書でも様々な表現があるのがおもしろいですね。どちらの作品も人柄の表れたすてきな作品です。
24期の書道選択者は皆さん熱心で、週2時間の短い時間ですが、集中して「書」に向き合い、いろいろな書体の作品を書き上げたそうです。
今日の授業では、「書界展」に出品する作品を完成させました。
書き上げた作品たちをみんなで品評し合い、最良の物に印を押して完成!
自分の名前を刻したこの印も、授業の中で自分たちで作成しています。
今までの授業の集大成! 満足のいく作品が出来上がりました。