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2020.11.29
11月最後の土曜日、学校が再開しました。入り口では感染対策をさらに丁寧にということで、写真のような非接触型検温器も来客用正面玄関に登場、生徒たちは全員マスクをきっちりして、手指の消毒をしてから教室へ。
友達とも3日ぶりに再会、教室に生徒たちの元気な姿が戻ってきました。
休校明けは、校長先生からのメッセージでスタートしました。以下が、校長先生のお話。少し長くなりますが、掲載してみます。
生徒の皆さん。まずはこうやって授業を再開できることを喜びたいと思います。突然の臨時休校に対して、事態を落ち着いて受け止め、思慮深く行動してくださったことに、皆さんとご家族に心から感謝します。
授業再開にあたって皆さんにぜひ伝えたいことがあります。今回のことによって、私たちは多くのことを学べたし、また学ばなければなりません。
1つめとして、新型コロナ感染症感染リスクがすぐそばに来ているということを思い知らされました。もはや対岸の火事ではなく、自分のこととしてより真剣に取り組まねばなりません。
2つめに、誰でも感染し得るということ。どんなに気をつけていても感染してしまうことがあるのです。感染した人に対して、非難したり中傷したり、皮肉を言ったりからかったり、また噂話の種にしたりするようなことは、決して許されることではありません。するべきことは心遣いです。あなたの身近に感染した、あるいはその疑いがあったため長く自宅待機をすることになった人がいたら、どうかほどよい気遣いをしてください。さりげなく温かく迎える、授業のサポートをするなどです。
3つめに、感染リスクを少しでも下げる行動を確実に取ることです。マスク着用・手や指の消毒、ひとと距離を取ることなど、今までも言われてきたことを、100%実行できていたでしょうか。気が緩んでいた場面もあったかもしれません。もう一度自分の行動を見直してみてください。
人類は歴史上、感染症との戦いをたびたび経験してきました。「医学の歴史は感染症の歴史に始まった」ということばもあります。人類はその英知によって、感染症を食い止める方法を少しずつ編み出してきました。現在私たちが直面している新型コロナウィルスに対しても、ものすごい勢いで研究が進められていると聞いています。しかし有効なワクチンが私たちの手元に届くまでにはまだしばらく時間がかかります。それまで私たちは、知恵と心遣いと賢明さでもって身体的精神的な被害を最小限にくい止める努力をしなければなりません。今が済美平成校生としての英知を見せるときです。皆で協力して乗り越えていきましょう。