News & Topics
2025.03.04
学年末考査も終わり、研修旅行を目前に控えた2年生。
国語表現の授業で、息抜きがてらあるゲームを行いました。
「小倉百人一首」のカルタを使い行うそれは、ご存知「坊主めくり」。
伏せた状態で積まれた山札から1枚引き、札に書かれた和歌の作者によって次のように操作をするゲームです。
【操作】
・作者が男性:引いた札を自分の手札へ
・作者が坊主:引いた札を山札ヨコの捨て山へ
・作者が女性:捨て山への札をすべて自分の手札へ
最後に一番多く手札を持っていた人が勝ち……と、ここまでは一般的なルールなのですが。
これではあまり頭を使う要素がなく授業っぽくないということで、今回はローカルルールとして以下のように要素を追加しました。
よく見ると、絵札ではなく文字札を使っていますね……
【追加ルール その1】
①札を取った人は、歌の作者が男性か女性か坊主かをコールする
②コールの内容が
・正しければ通常通りの操作
・誤っていれば持ち札をすべて捨て山へ
このルールを導入したところ、さらに盛り上がる生徒たち。
百人一首を暗記していた生徒は余裕綽々。
そうでない生徒たちも「この歌は恋の歌だから女性?」「いやでも代筆かも……」と1年間学んだ内容を振り返りながらコールをしていました。
途中からはさらにルールを追加。
【追加ルール その2】
①コールに対してその場で間違いを指摘することができる
②指摘に
・成功した場合、相手の手札を総取りできる(複数人で指摘した場合は山分け)
・失敗した場合、相手にすべて手札を渡さなくてはならない
ここで生徒たちの目は一気に本気モードに。
取られた札を真剣に見つめ、「確か詞書にこんなことが書いてあったから……」「これって歌合で負けた時の歌だよね?」など、より深い知識を繰り出していました。
中には、手札の激しい争奪戦を繰り広げる生徒も。
3年生になると、古典の学習もいよいよ本格化します。
古典に親しみ、興味・関心を深めていきましょう♪