News & Topics

2025.03.22

指先で触れて日常を再発見

5年生の美術選択生が、授業中に校内を歩き回っています。 

歩き回っては、壁を触ったり地面を触ったりして、何かを書いています。

これは、フロッタージュという美術のモダンテクニック(近代技法)です。

こすり出しとも呼ばれるこの技法は、でこぼこの上に紙を置いて鉛筆を寝かせて塗ることで、形を紙に写し取るものです。

この活動をしていると、ただの床のでこぼこが輝いて見えたりします。

生徒からは、

「思ったよりも身の回りのものにはでこぼこ模様があるのだと気づいた」

「でこぼこを鉛筆で写し取る感覚が楽しかった」

「普段何気なく見ているものも、視点を変えると新たな発見があることに気づいた」

「新しい視点で世界を見直すことを忘れないようにしたい」

「今後もいろんなものを触ってしまいそう」

などなど、視界が開けるような感想が寄せられました。

本当にいろいろなところにあるものなんですね。

関連記事