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2021.06.20
18日(金)の7時間目、5年生は、ドイツ🇩🇪フランクフルトと結んで、人権の授業。講師はドイツで会社経営をされている中尾弘太郎さんです。日本時間15:30は、ドイツ時間では朝の8:30。というわけで、中尾さん、Guten Morgen(おはようございます)、今日はよろしくお願いします!
まずはフランクフルトの紹介です。やっぱりフランクフルトって言えば…。そう、ソーセージですよねえ。本場のは美味しかったなあ、などと以前、ドイツを訪れた際の思い出にひとり浸っていると…。続いてはドイツクイズ。この人、だーれ?
これに答えられないのは、高2生としては恥ずかしいですね!G7の重鎮メルケル首相です。さあ、準備体操は終わって、いよいよ本題です。
ドイツは外国人が人口の12%を占める国とか。日本はわずかに2%。ですから、ドイツはいろいろな文化や習慣、考え方を持つ人たちと共生することが求められる社会。そんな中で、中尾さんは簡単には正解の出ない問題に向かう時の思考法を説きます。帰納法、演繹法、「なぜ?」で掘り下げていく「why法」。
もう一つの思考法の紹介で、中尾さんが出した問題は…。
あなたと、あなたとは気の合わない相手が、たった一つしかないオレンジを欲しがっているとします。あなたならどうする?という問いです。指名された生徒の答えは、「半分ずつにして分け合う」「苦手な相手なら、もうそのままひとつ相手に渡してしまう」というもの。中尾さんが説いたのは…。「歩み寄り法」です。まずは話してみる。もしかしたら、相手はオレンジの中身が欲しくって、自分はケーキ作りに皮が欲しい、みたいなこともあるんじゃないかという解説。ホントにその通り。「思い込み」や、自分からのみの視点で判断してしまわずに、まずは先入観を捨てて、歩み寄ろうとしてみること。これってホントに大切です!
オープンスクールのホスト役を経験して、期末考査が終わると、いよいよ暑い夏を、スポーツカーニバルのリーダー役として乗り切っていかなければならない5年生。チームをひとつにまとめて、3部門の企画実行を目指す中で、今日の「歩み寄り法」は本当に大切な武器になるはず。独りよがりにならず、視野を広く持って、心と心を寄せ合うこと。頑張れ!5年生。
中尾さん、今日はタイムリーなお話をありがとうございました😊