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2022.06.16
2年生の総合学習の授業で昨日、人間環境大学の高野裕治教授をお招きしての講演会が行われました。
テーマはなんと「心理学」。
初めて触れる分野に、生徒もみな興味津々で聴いておりました。
さて、心理学も立派な科学。
そのため、同じ方法で調査を行えば同じ結論に辿り着く、という合意形成が重視されます。
しかしながら、目に見えない「心」をどのように観測するのかというのが非常に気になるところ。
たとえば、2つのものが提示された時にどちらか一方を選ぶとして、それが心の中で決まった瞬間というのはどのように観測されるのでしょうか。
答えは「視線を向けている時間」。
なんとヒトはモノを選ぶ時に、選んだほうを手に取ろうとするその0.5秒前には選んだほうに視線を定めているのだそうです。
さらに高野教授の実験では、なんと2歳のお子さんでも大人と同じ傾向が見られ、モノを選ぶ0.5秒前には視線を定めていたとのことでした。
研究のためには常日頃からのアンテナ張りが欠かせません。
前述の高野教授の研究も、お子さんとの生活の中で生まれた疑問だったとのことでした。
2年生はいよいよ来年、自分で決めたテーマを研究する論文活動に取り組みます。
より充実した内容にするために、今からいろんなことに興味を持ち、たくさんの疑問を発見していきましょう!