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俳句の秋

芸術の秋、読書の秋といいますが、時には自らクリエイティブな活動をするのも一興です。

灯火に親しみ、物思いに耽りたくなる秋に朗報が次々舞い込んできました。

まずは皆さんご存知、伊藤園「お〜い、お茶」に関する話題。

【第33回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞】にて、2名が佳作特別賞に輝きました!

2年生 白石一樹さん

夏近しふとんの中がポップコーン

3年生 三好悠月さん

旧友の破顔を懐古福笑い

白石さんの作品は、日に日に暖かさが増すなかでポップコーンのように激しく布団を蹴飛ばしたくなる思いを詠んだとのこと。

そのエネルギーは、「夏近し」と季語を据えてあげことによって、いよいよ始まる楽しい季節への期待をも感じさせますね!

三好さんの作品は、年始に友だちと福笑いをした(まずその団欒が羨ましい!)ときのことを詠んだそうです。

いわく「福笑いのできはとんでもなかった」とのことですが、そこで新年の初笑いにふさわしい「破顔」が生まれたとなれば、それをしばらくしても思い出すということであれば、今年一年まだまだ賑やかに過ごせそうな気がします。

いつか選ばれた作品が載ったボトルを手に取る日がくるかもしれませんね!

ワクワク!!

さらには、学校で団体参加だけでなく、個人で自主的に投句して花開いたものありました。

兵庫県・丹波市俳句協会主催【第22回たんば青春俳句祭】にて、本校生徒の作品が中学生の部の頂点に輝きました!!

3年生 青山和加さん

イヤホンをはずす九月の音を聴く

「イヤホンをはずし 」ではなく「イヤホンをはずす」と一度カットを切り替える工夫が光っています。

イヤホンを外すと、思いがけず聴こえてきたのが、虫の音や鳥の声、爽やかな風といった秋の訪れを告げる九月の音たちなのです。

この秋になった実感、秋の訪れへの気づきが、カットが変わる一瞬にも満たない時間の中に隠されているのです。その感動たるや。

暦の上では冬ですが、気持ちはまだまだ豊かな秋。

五感で楽しみ尽くしたいですね♪

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