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続・俳句の秋

朝方にはすっかり冷え込むようになり、暦の上でも実感としてもいよいよ冬の様相になってきたこの頃ですが。

今日も先週10日に引き続き、俳句の話題です。

 

【第57回子規顕彰 松山市小中学生俳句大会】にて、2名が特選に選ばれました!

2年生 阪上周翼さん

スパイクの脱ぎ捨てられていた残暑

4年生 片山愛心さん

崩し字の終点の先そぞろ寒

 

阪上さんは部活終わりの光景を読んだとのこと。

無造作に脱ぎ捨てられているスパイクと、最後に静かに置かれた「残暑」の二文字が寂寥感を駆り立てます。

片山さんの句は、俳句部の句会でふと思ったことを詠んだそうな。

流麗に書かれた崩し字を「エモい」と感じ、最後の一画を書き終えたその先の雰囲気に思いを馳せてみたとのことでした。

この思いをなんとか季語に託したいと思ったときに、歳時記をめくって「そぞろ寒」という季語に巡り会ったそうです。

 

二人とも、季語の選択が絶妙で、その場の情景をよく捉えていますね!

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