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2023.01.12
年が明けて、各学年で次年度に向けての準備が活発化しています。
2年生でも先日、来年度の論文活動に向けて「そもそも問をどのように立てるのか」を学びました。
今回は試しに、「桃太郎」を例として考えました。
誰もが知る物語から疑問点を書き出し、そこから問を深めていきます。
例えば、「何故きび団子1つだけで犬、猿、キジは桃太郎について行く気になったのか。」という問。
そこから「作中におけるきび団子の価値とは?」という問に発展させれば、さらに以下のような視点が得られます。
【経済学・社会学】鬼に立ち向かうのに妥当な対価とは?
【文化人類学】人が命をかけられるのはどんな時?
このように、普段当たり前として認識していることにも、視点を変えて見ることで新たな発見が生まれるものです。
次回からはそうした問を発見するフィールドをさらに広げて、いよいよ自分で問を立ててみる活動が始まります。
The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes.
(真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。)
昨日の投稿でもご紹介した、フランスの作家・プルーストの言葉。
始業式に校長先生から教わったこの言葉を、本格的に実践へ移していきます。