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2024.12.06
生徒の皆さんが考査の勉強を頑張っているあいだ、先生たちもまた大切な勉強をしていました。
松山市西消防署に勤務されている救急救命士の方をお呼びしての、応急手当講習会(普通救命講習Ⅰ)です。
最初に、心肺蘇生法について習いました。
心肺停止時に体内で起きていることを、回転寿司になぞらえて説明してくださいました。
お客=細胞(60兆!)、コンベア=血液、皿の上の寿司=酸素。
心臓の故障でコンベアが動かなくなると、酸素が供給されず、細胞が死んでいく。それをできるだけ素早く食い止めるのが心肺蘇生法。
イメージを理解できると、その後の講習にもより真剣に取り組めます。
マネキン型の練習器具のほか、一人ひとつ配布されたトレーニングキットを用いて正しい胸骨圧迫の方法を習得します。
▲肘をしっかりと伸ばして、全体重をかけます。想像よりさらに大変であるため、そばにいる人たちとの連携が肝心です。
AEDの使用方法についても、班にわかれて実践形式で学びました。
▲AEDを取り付けている間も胸骨圧迫を継続します。
また、心肺蘇生法のほかにも、窒息への対処法や、アナフィラキシーショックへの対処法についても説明を受けました。
特に、エピペンについては模型を用いながら、扱い方や処置をする場所など、詳細に確認しました。
無事に学校生活を過ごせることが一番ですが、万が一の事態に備えていざという時の対処法を知っておくことが何より大事です。
こうして定期的に思い出す機会があると、自信や勇気にもつながってとても安心ですね。