皆さん、最近どんな本を読みましたか？かく言うわたくしはと言うと、司書の先生からご紹介いただいた『戦争は女の顔をしていない』を読みました。現在、順次ノーベル賞の各賞が発表されていますが、この本の著者スヴェトラーナ アレクシエーヴィチさんも何年か前のノーベル文学賞受賞者ですね。第二次世界大戦に従軍した元女性兵士達の実体験の数々は、これまでいろいろな戦争物を読んできた自分でも全く知らなかったことばかり。人間の、女性の、強さや逞しさ、勇敢さや残酷さ、戦場で非日常が日常化していく一方で、非日常にスッと日常が紛れ込んだりするエピソードなど、非常に面白かったです。

図書館に足を運ぶと、新しい本が続々増えて紹介されています。

図書館に続く階段の踊り場には、新しく入ってきた本達の帯が掲示されて、色とりどり、綺麗ですね。

高校生や大学生の頃、少し背伸びをして、それまでは挑戦しなかったような難解そうな本や、いわゆる「古典的名著」と言われているような内外の有名作品を、「ちょっと大人な自分」を気取りつつ読んだ時期がありました。

生徒の皆さん、気分転換にわかりやすく楽しめる「いつものレベルの本」もいいけれど、秋の夜長、たまにはちょっと「背伸びの読書」にもチャレンジしてみませんか？今まで見えなかった世界を開いてくれるかもしれません。