済美平成中等教育学校学校案内2025
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Kくん忽那:3年生のときに先輩に誘われ、自然科学部でロボットの研究をしている後期生のチームに入り、「日本学生科学賞」を受賞しました。5年生のリーダーから「大会前の1週間を頑張れない者は、これからの人生でも頑張れない」と言われ、朝から部活を頑張りました。Yくん山下:僕は4年生になってから茶道部に入部しましたが、活動は週1回のため勉強と両立しやすいのが魅力の一つです。また日本独自の美意識や価値観が修得でき、心が落ち着くし、部室が情報交換の場になっていて、週1回の部活がとても待ち遠しいです。Sさん坂上:私も4年生から放送部に入りました。前期生と後期生が一緒に出場する「群読コンクール」の練習では、詩の流れに沿って感情の入れ方や表現などを細かく決めていくのですが、個人での活動が多い放送部の中で、後輩たちと深く関われたこの大会は、とても貴重で楽しい体験でした。また部活ではありませんが、入学してすぐにあった「学習合宿」も印象に残っています。一人で勉強していると途中で嫌になることもありますが、合宿では「自分も頑張ろう!」という気持ちになり、教室の中に「みんなで勉強しよう!」という雰囲気が生まれました。教頭清家:本校の大きな特徴の一つに「6カ年一貫教育」がありますよね。実際Yさん横山:同級生はもちろん、先輩や後輩、先生たちとも絆がどんどん深まることがメリットだと思います。一方で高校受験がないため、中だるみしないか少し心配です。Kくん忽那:中だるみ対策の一環として、2年生の最後に高校の入試問題に全員教頭もありましたが、本番が近づくにつれて一人ひとり責任感が湧いてきて、同級生たちとの絆が深まりました。に経験してみてどのようなメリット、デメリットを感じていますか?で挑戦するのですが、自分の学力が把握でき、助かりました。3年 YさんYくん山下:同じメンバーで勉強を続けていると絆が深まり、大学受験に向けて心強い仲間ができます。一方で緊張感がなくなり、おろそかになることも多少はありますが、それ以上にメリットが大きいので、気になりません。Sさん坂上:4年生のときは、他校の友達を見て「高校で新しい出会いがありそうでいいな」と思ったりもしました。しかし最近は、6年生まで一緒に頑張ってきた友達と大学受験に挑めることに、安心感を覚えていますし、何より心強いです。教頭清家:本校の伝統でもある3年生での「論文活動」はどうでしたか?Yさん横山:私はこれからなので、少しずつ考えているところです。Kくん忽那:僕は植物の成長促進を研究しました。指導してくれた先生とは何度も話し合いましたし、同級生とは進■状況を共有しあって、完成させました。Yくん山下:「論文活動」の中でアンケート調査をしたのですが、それまで関わったことのない先生や先輩、後輩と関わりました。みんなとても協力的で「面識がなくても話しかけていいんだ」ということが分かり、最近は誰とでも話せるようになりました。Sさん坂上:「論文活動」では担当の先生と長時間過ごしましたが、6年生になった今、一緒に過ごす時間が家族よりも長い先生や友達が身近にたくさんいて、受験に向けて本当に頼れる存在です。教頭清家:生徒にとって担任や副担任は一人目の応援団、部活動の顧問は二人目の応援団で、「論文活動」の指導教員が三人目の応援団になれたらと考えています。いつか、世界のどこかで偶然、同窓生と出会ったとき、「論文活動」のテーマや担当した先生の話で盛り上がれると、きっと楽しいですよね。そんな体験ができるよう、みなさんが世界中、どこでも活躍できる人物になることを期待しています。5年 Yくん10紙面に載せきれなかった座談会の様子はこちらへ!6年間一緒に過ごすことで育まれる仲間たちとの強い絆

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