卒業生の声

2019年度卒M さん
岡山大学・法学部・法学科

 私は納得のいく結果を残すことが出来ましたが、そうではない人も多数いるという現実

 私は納得のいく結果を残すことが出来ましたが、そうではない人も多数いるという現実を受け止めてください。自分も友達もみんな合格よかったね、で受験が終わる可能性は低いです。A判定だって落ちる人は落ちる受験に、必勝法はありません。それでも、合格に近づくことはできます。やれることをやってみましょう!
(中略)
 「大学受験は通過点」「人生全てが決まるわけじゃない」と先生や親は言います。それは綺麗事ではありません。その通りです。しかし、学生にとっては現時点での最大のターニングポイントであり、到底無視できるものではないと思います。そんな受験をいい結果で終えるのに大切なことは、素直であることだと私は考えます。自分の実力を正確に把握し、弱点を認める。人の教えを真摯に受け入れ、実行する。人を思いやり、敬意を払う。…当たり前のようで、当たり前にできないことです。もしも学力さえあればこの先どうにでもなると考えている人がいれば、それは間違っています。たとえ東大を出ようがハーバードを出ようが、そんな人を慕う人はいません。どうせ大学を卒業し社会に出ていくのですから、済美平成での6年間をおおいに活用し、自分を磨きましょう。さあ、学力と人間力。どちらも具えた自分になるために、今やるべきことは何ですか?

2019年度卒M さん
京都大学・経済学部

 すべての科目に言えることは、「楽しんで学習できている人は上達も早い」ということ

 すべての科目に言えることは、「楽しんで学習できている人は上達も早い」ということです。だから、受験のためだけに学習する、というスタンスで学習するよりは、楽しもうという努力をしてください。そのためにまず机に向かってください。次に「学習って楽しい!」と思い込んでください。思い込みで良いのです。楽しんで学習しようとしている人には、必ず、先生方が応えて下さいます。 どうせやるなら楽しく学習してください。
(中略)

〇受験生以外の人々へ
 「受験生活って、辛そうだな」と思っている人、大丈夫です。さすがに2か月経つと慣れてきます。それに、6年生の顔を見てみてください。本当につらいのなら、顔が死んでいるはずです。でも、そうじゃないでしょ?友達と喋りながら笑っている人が多いでしょ?笑えるのなら、大丈夫だっていうことです。来る受験生活、頑張ってください。応援してます。
 あと、知っている6年生の先輩に出会ったら、話しかけてあげてください。話しかけられた6年生は、きっとうれしくなるし、きっと勇気をもらえます。僕自身、「こんにちは」とか「頑張ってください」とか言われると、かなりうれしくなりました。久々に出会った後輩であっても、今まで出会っても気まずくて口を利かなかった後輩であっても、同じです。めちゃくちゃうれしい。なんだかんだ人って単純なので、ちょっとした言葉で笑顔になります。だから、ためらわずに話しかけてみてね。よろしくお願いします。

〇受験生へ
 応援してます。とてもとても応援してます。
 勉強が嫌になっても、四門館には行ってください。とりあえず机に向かってください。そして、周りの人が参考書をめくっている姿を見てください。隣の人がペンを走らせている音に耳を澄ませ、机の振動を感じてください。きっと、力をもらえます。
 受験はなんだかんだ孤独な戦いです。最終的に、入試問題を解くのはあなた1人だからです。でも、孤独感に押しつぶされそうになったときは、四門館でみんなが勉強していた姿を思い出してください。みんな、行先は違うけれど、ともに6年間を過ごした仲間です。ともに遊び、ともに学んだ仲間です。
 『You are (not) alone.』『大丈夫、独りじゃない…』
 最後に。最終学年となったからには、1分1秒を大切にしてください。なにも「1分1秒を惜しんで勉強しろ」と言っているわけではありません。それも大事だけど、それだけじゃなくて、たくさんの友達と喋ってください。たくさんの先生方とお話ししてください。たくさんの本を読んでください。スポカとか文化祭とかでたくさん働いてください。泣いても笑っても、高校生最後です。だから、後悔しないように時間を過ごしてください。決して、無為な時間を過ごさぬように。
『今、その一瞬で、上向きのベクトルを描け!!』(自戒を込めて)

2019年度卒T さん
広島大学・生物生産学部

 私は四門館で学習する際に友達の力が大きく影響していました。何回も自習せずに帰ろ

 私は四門館で学習する際に友達の力が大きく影響していました。何回も自習せずに帰ろうと思ったことがありましたが、友達が引き留めてくれたり、逆に友達を引き留めたりと友好関係に恵まれました。先生においては、授業の準備を一生懸命してくださったり、プリントを要望によって印刷いただきました。また、親においても、毎日決まった時間に弁当を作ってもらったり時には言い争いに発展するまで私のことを心配してくれたりと、たくさんお世話にいなりました。合格体験記という場を借りて感謝の意を述べさせていただきます。先生や親や友人のおかげでこの六年間を無事に乗り切れました。ありがとうございました。

2019年度卒K さん
大阪大学・人間科

 受験勉強で自分の弱点と向き合い続けなければならないことは相当な辛さや苦しさを伴

 受験勉強で自分の弱点と向き合い続けなければならないことは相当な辛さや苦しさを伴いますが、そこから逃げずに精一杯自分なりにやり遂げたという経験は、結果はどうであれ、必ず自分の糧になると思います。後輩の皆さんの健闘を祈っています。
 最後まで背中を押し続けてくれた家族や先生方、励ましあった友人なしではここまで締めずにやりきることはできなかったと思います。本当にありがとうございました。

2019年度卒K さん
東京大学・文科三類

 生徒会活動、同好会活動、習い事などいろいろな活動をし、学校行事も積極的に参加し

 生徒会活動、同好会活動、習い事などいろいろな活動をし、学校行事も積極的に参加していました。課題や考査勉強はまじめに取り組んでいましたが、この時期には勉強以外のこともしていた方が6年生になった時に「今年は勉強に集中するぞ」という気持ちも起きやすいと思います。また、私は本格的に受験勉強に入る前に論文活動をしっかりする、本や新聞を読むなどもっと視野を広げて自分の頭で考える習慣をつけておけばよかったと後悔しました。英作の練習を始めた時、英語が書けない以上に頭の中が空っぽで書けることが無くて困りました。
 授業の予習復習を中心に5月ごろには英語や国語の東大の過去問を解き始めました。6年生ではすべての授業が受験用になっているので日々の授業をおろそかにしないことが大事です。
 6年生で一番取り組み方が変わったと思うのは模試です。これまでは自己採点をして答えを見て気が向けば解き直し、成績が返却された後もあまり見直していませんでした。しかし6年では模試ノートをつくって解きなおし、返却された後は先生にも見ていただきながら、どこが取れたら目標点、合格点に達するのか、より点をもらうにはどうしたらよいのか分析しました。それをしてこそ模試の意味があるのだと思います。模試の復習は多少時間がかかっても丁寧にやるべきです。二次試験直前に丁寧にまとめた模試ノートを見ると自分の過去の努力が感じられて少し落ち着きます。
 模試など期限が近づいてくるともっと早くやっておけばよかったと思うことがたくさん出てくると思います。思ったことは思った日に始めてください。一週間前にそう思って諦めたら、三日前には一週間前なら間に合っていたなとより後悔します。
 勉強漬けの1年間は始まった時は長く感じられるかもしれませんが、個人的な感覚では全くそうではありませんでした。日々の課題や考査、模試に追われているうちに瞬く間に過ぎ去っていきます。自分でも驚くほどプレッシャーや不安を感じて、二次試験直前になると家では勉強しても手につかないなと感じる時もあったので、できることは早めにやっておくとよいと思います。そういう時でも四門館では割と集中できたので、四門館での自習を習慣づけることをお薦めします。私は先生方に本当に助けていただきました。先生や家族、四門館でともに勉強した仲間がいなければ私は志望校に合格できていないと思います。これから受験生になる皆さんは周囲の人に頼りつつ精一杯やり切ってほしいです。

2018年度卒Y さん
岡山大学・医学部・医学科

 私は幼い頃から将来の夢というものがありませんでした。社会を二つも勉強したくない

 私は幼い頃から将来の夢というものがありませんでした。社会を二つも勉強したくないという理由で理系を選択し、何となく医学部を志望しました。そのため勉強に対する貪欲さも、第一志望への情熱も、周囲と比べるとかなり劣っていたと思います。早く受験生を終わらせたい一心でこの一年間を過ごしていました。しかし第一志望とひたすら向き合うことで、自分自身を見直すきっかけともなりました。受験生が終わる頃には、浪人してでも岡山大学の医学部に行きたいと思うようになるほど、受験生として過ごした一年間は濃いものでした。参考になるかはわかりませんが、進学を目指す後輩の助けに少しでもなれればと思います。
(中略)
 受験生の一年間は本当に長かったです。この一年の間に一番多く言った言葉はおそらく「早く帰りたい」だったと思います。周りが推薦や私立で合格が決まったという話を聞く度に、推薦も私立も受けていない私は不安とプレッシャーで押しつぶされそうでした。しかし自分の目指すとこはここじゃないと言い聞かせて頑張りました。どうしても周囲が気になることもあると思いますが、自分を見失わないように頑張ってください。みなさんの合格を願っています。

2018年度卒M さん
大阪府立大学・獣医学類

 周りの友人がいなかったら、絶対この受験生活を乗り越えられなかったと思います。不

 周りの友人がいなかったら、絶対この受験生活を乗り越えられなかったと思います。不安や悩みを何でも打ち明けられる友達がいたことは、とても救いになりました。また、先生方はいつも私たち生徒のことを気にかけてくれています。この一年間で実感しました。毎日周りの人たちに対する感謝の気持ちを忘れないようにしたら、自然と日々の不安が薄れていきます!
 厳しい受験生活を乗り越えたら、6年の最初に先生がおっしゃった「受験は点取り競争じゃない」という言葉の意味がわかりました。受験を通して、いろんな意味で成長できたと思います。

2018年度卒T さん
大阪大学・工学部・応用自然科学科

 初めの方は目標までの距離が遠すぎてくじけそうになった事やくじけた事は何度もあり

 初めの方は目標までの距離が遠すぎてくじけそうになった事やくじけた事は何度もあります。それでもこの1年間基本的に前向きにやって来られたのには、自分の中で大切にしている考え方があります。
「あいつにできて俺にできない訳が無い。」この考えをずっと持って勉強できたおかげで、自分の限界をすぐに決めつけてしまう事なく頑張れました。これが1番伝えたかった大切な事です。簡単に諦めていたら最初の目標よりどんどん下がっていきます。模試が測るのはその時点の能力であり、個人の伸びは測れません。焦らず、慌てず、諦めず頑張ってください。

2018年度卒K さん
広島大学・医学部・保健学科看護学専攻

 過去問はたくさん解きました。その大学の出題傾向を知ったり、時間配分を大まかに決

 過去問はたくさん解きました。その大学の出題傾向を知ったり、時間配分を大まかに決めることが出来たりします。また、添削は絶対にしてもらうべきです。自分では気づかない間違いを先生は指摘してくださいます。それに、解答するにあたってのアドバイスもたくさんしてくださいます。添削して頂いたおかげで1ヶ月でかなり力が付いたように感じました。
 英語が特徴的で、要約と自由英作文を1題ごとに時間を決めて、たくさん解きました。そして何回か先生に添削してもらいました。自由英作文は夏から添削してもらっていました。最初は時間が全然足りず、文法もぐちゃぐちゃでしたが、たくさん通っているうちにほぼ間違いのない英文が書けるようになりました。自由英作文は何回も書くことが大事だと思います。
 私は5年生の初めに「絶対広大の看護に行くんだ!」という目標を立てて、その目標を1回も変えたことがありません。受験期になると、勉強しても模試で成績が出なかったり、四門館に行くのがどうしようもなく嫌になったりと、辛いことがたくさんありました。挫けかけました時もありましたが、それでも第一志望は広大でした。受験を終えた今思うことは、気持ちを強く持ち、目標を達成するべく必死に頑張ることが大事だということです。受験には辛いことや悔しいことがつきものですが、それをばねにして諦めず頑張ることが大事だと思います。
 最後に、私が受験を乗り越えられたのは、周りの支えがあったからです。特に私には高い目標を持っている友達が多くいたので、私も感化されてモチベーションをあげることが出来ました。
 家族や先生、友達に感謝の気持ちを忘れず、最後まで目標めがけて頑張ってください。応援しています!!

2018年度卒S.S さん
長崎大学・薬学部

 国立の薬学部薬学科は定員が少なく、医学科受験生がランクを落として来る厄介な学科

 国立の薬学部薬学科は定員が少なく、医学科受験生がランクを落として来る厄介な学科です。でも、私はどうしても薬剤師になりたいので判定が出なくても学科を変えませんでした。薬学部は英語と化学が大切です。有機化学は何が出ても解けるくらいにしておいたほうがいいです。
私は私立4校(東京理科、北里、星薬、京都薬科)、国立2校(岡山、長崎)、公立1校(岐阜薬科)計7校を受験しました。今となっては私立受けすぎたと思います。落ちたのは第一志望の岡山だけでした。絶対いけると思っていました。でもダメでした。自習室で仲間が受かって去っていくのはどんなにつらいことか。涙が出てきます。でも頑張ってください。やりきってください。そうしたら、きっと何か得られます。諦めないこと、逃げ出さないことが大事です。自分と現実に向き合いましょう。
 最後まで私を支えてくださった先生方に本当に感謝しています。ありがとうございました。また、後輩たちにも受験をやり切ってほしいと思います。応援しています。